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制度・手当の一覧から探す医療費を助成する制度

監修

国立病院機構大阪医療センター 医療相談室 岡本 学 先生

その他の治療にかかる医療費助成制度

乳幼児医療費助成制度
(子ども医療費助成制度)

子育て世帯の経済的負担を軽減するために、子どもにかかる医療費を助成する制度です。
保険診療による自己負担額が助成されますが、市区町村によって、対象年齢や自己負担の金額に差があり、保護者の所得制限がある場合もあります。

手続き窓口 お住まいの市区町村の窓口
対象 対象年齢の上限は市区町村によって異なる(就学前~22歳年度末まで幅がある)
助成内容 保険診療の自己負担額全額または一部を助成(市区町村によって異なる)
助成対象となる費用 乳幼児等が病院、診療所、薬局等で診療や薬剤の支給を受けた際の保険診療にかかる費用
<以下は対象外>
  • 入院中の食事療養費、差額ベッド代、薬の容器代、文書料など保険診療の対象とならないもの
    (ただし、自治体により入院時食事療養費の負担が助成されることがある)

小児血友病患者さんの医療費助成

乳幼児医療費助成制度と血友病の医療費助成制度、血友病治療にどちらの制度を利用しても治療内容に差はありませんが、乳幼児医療費助成制度は市区町村によって、年齢や所得制限などで乳幼児医療費助成制度の対象とならない、もしくは自己負担などが発生することがあります。

小児血友病患者さんの
医療費助成に関するフローチャート

小児血友病患者さんの医療費助成に関するフローチャート

重度心身障害者(児)医療費助成制度

障害がある方とその家族の経済的負担を軽減するために、医療費の一部を助成する制度です。都道府県や市区町村により利用できる人の条件は異なり、所得制限や自己負担があるかどうかも自治体によって異なります。

手続き窓口 お住まいの市区町村の窓口
対象
  • 身体障害者手帳1級・2級の交付を受けている人(3級以下が対象となるかは自治体によって異なる)
  • 重度の知的障害のある人(例:療育手帳1度・2度)(中度以下が対象となるかは自治体によって異なる)
  • 精神障害のある人(精神障害者が対象となるかは自治体によって異なる)​
助成対象となる費用 保険診療による医療費(診療費、薬剤費、訪問看護(自治体による)、治療用装具の費用)
<以下は対象外>
  • 入院中の食事療養費、差額ベッド代、薬の容器代、文書料など保険診療の対象とならないもの
    (ただし、自治体により入院時食事療養費の負担が助成されることがある)
    (自己負担額は自治体によって異なります。)
  1. 受診当日に未手続であっても同月内に申請を行えば1日に遡って助成される
  2. 医療保険が変わったり、住所変更した際には変更手続きが必要

(2022年3月時点)

参考)医療福祉総合ガイドブック 2021年度版(医学書院)
2021年度版 社会保障制度指さしガイド(日総研出版)