監修
国立病院機構大阪医療センター 感染症内科 西田 恭治 先生A. 血液凝固因子の活性値によっては、日常生活でも出血リスクがあります。活動性のあるスポーツなどを行う際は出血する可能性が高くなります。
血液凝固因子活性が5%を下回ると出血リスクが高くなるため、日常生活で出血する可能性が高くなるとされています。活性値が40%未満のレベルでも、活動性が高くなると出血リスクは高まります。
あなたの活性値は何色の範囲でしょうか?
参考)National Hemophilia Foundationの資料より
STUDY NOTE
血友病は、血液凝固因子の活性値(血友病ではない人の平均的な因子量と比べた割合)によって、重症、中等症、軽症に分類されます。重症度は出血回数や出血の程度を予測するのに役立ちます。
血液凝固因子の活性と重症度
参考)インヒビターのない血友病患者に対する止血治療ガイドライン:2013年改訂版(日本血栓止血学会)
血友病の重症度割合(%)
血液凝固異常症全国調査 令和元年度報告書(公益財団法人エイズ予防財団)より作成
確認してみましょう
あなたの血液凝固因子の活性値は何%ですか?
答えがわからなかったり、正解を知りたいときは主治医の先生に聞いてみてください。