未来を見据えた止血管理
血友病患者さんとそのご家族の治療や日常生活は、年齢や人生の節目ごとにさまざまに変化していきます。成長の過程や生活環境の変化に合わせたアクティブな血友病ライフを送るためのポイントを紹介します。
血友病ライフを送るためのポイント
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乳児期
月齢に応じて、身体機能が発達。
好奇心が旺盛になって、転んだり、ぶつかったりしやすい時期です。お子さんの行動を必要以上に制限することなく、出血しにくい環境づくりと出血時の対処方法を覚えていきます。
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幼児期~小学生
入園・入学に伴い集団生活がスタート。
遠足や運動会、修学旅行といった学校行事に参加したり、スポーツに挑戦していくために、お子さんの成長や生活の変化に合わせた治療法を選択していきます。
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思春期
勉強や部活、友達との遊びと忙しくなりますが、血友病治療について復習し、工夫しながらやりたいことをやるという自己管理能力を身につけていきます。
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青年期
いよいよ社会へと巣立つとき。 就職、結婚といった自立した生活の中に治療をうまく組み込んで、あなたなりのライフスタイルを確立していきます。
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中高年期
加齢とともにエイジングケアが必要になります。今の生活を維持するにも、今の生活の改善を目指すのにも、遅すぎるということはありません。