あなたは、CSLベーリングの医薬品を使用されている、あるいは使用される予定の患者さん、またはそのご家族の方ですか?
通常、手の甲、またはひじの内側の血管に注射します。注射部位よりも10cmほど心臓寄りの部位に駆血帯を巻き付け、しめます。
血管が浮き出てくるので、注射部位の皮膚をアルコール綿で拭いて消毒します。
翼状針の針穴が上にくるようにして、翼のざらざらした面が外側にくるように持ち、針のキャップを外します。
血管の走っている向きに合わせ約20°の角度で針を刺します。
血管に入ったら、針を少し倒してさらに進めます。
血管に針が入っていれば、注射器のプランジャーロッドを少し引くと血液が逆流してきます。
駆血帯を外します。
注射器を持ち、ゆっくりと薬液を注入します。
投与速度は、医師と相談して決めた速度を守りましょう。
薬液をすべて注入したら、注射器を台の上に置きます。
アルコール綿を針の上にのせ、針を抜きます。
完全に止血するまで(3~5分)、アルコール綿で注射部位を押さえたままにします。
止血を確認し、絆創膏を貼ります。
投与日時、使用した薬剤のロット番号、投与量、注射部位等、必要事項を投与記録表に記録します。