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血友病の治療について出血時の対処

出血したときは、どうすれば良いですか?
出血した部位や程度に合わせて、適切な処置を行いましょう。

出血時の処置の基本は、不足または欠乏している血液凝固因子を注射で補う「補充療法(ほじゅうりょうほう)」、出血部位のケア「RICE(ライス)」です。出血した部位や程度に合わせて、これらの応急処置を行います。

出血時の補充療法

不足または欠乏している血液凝固因子を注射で補い、止血する治療です。血友病Aでは第Ⅷ因子製剤、血友病Bでは第Ⅸ因子製剤を出血後できるだけ早く(可能であれば2時間以内)使用します。

注射する薬の量は、患者さんの体重、出血量や部位のほか、使用する製剤によっても異なるため、詳しくは病院で確認しましょう。

完全に血が止まるまで注射を続ける

出血部位のケア:RICE(ライス)

補充療法と並行して行われる、出血部位の補助的なケアです。症状を軽くし、再び出血するのを防ぐためにも重要な処置になります。

出血部位のケア:RICE(ライス)

出血部位別の対処法

出血した部位や程度によっては、家庭で対応することも可能です。ただし、状況によっては病院の受診が必要になる場合もあるため、あらかじめ主治医の先生と話し合っておきましょう。

目に見える出血のときの対処

目に見える出血のときの対処

目に見えない出血のときの対処

目に見えない出血のときの対処