あなたは、CSLベーリングの医薬品を使用されている、あるいは使用される予定の患者さん、またはそのご家族の方ですか?
すべて未開封のものを用意します。
スリートック通気孔タイプ
青色側 : 溶解液バイアルに穿刺する部分
透明側 : 薬剤バイアルに穿刺する部分
(包装されている状態)
以下の場合は使用しないでください。
※使用する注射器の大きさは、投与量によって異なります。
溶解操作の前に必ず行ってください
50センチ四方以上の広さがあり、
明るく平らな場所を確保します。
指と指の間や爪の周囲、手の甲もしっかり洗います。
包装容器のみをスリートックから慎重に外します(b)。
※複数の薬剤バイアルを使用する場合は、下記を参照してください。
エイフスチラは、溶解前は白色~微黄色の製剤です。
エイフスチラを添付の溶解液で溶解すると、無色透明~わずかに乳白色の液剤となります。
監修:東京医科大学 臨床検査医学分野 教授 天野景裕 先生
溶解操作の前に必ず行ってください
50センチ四方以上の広さがあり、明るく平らな場所を確保します。
指と指の間や爪の周囲、手の甲もしっかり洗います。
エイフスチラは、「エイフスチラマニュアル~溶解操作編~」に従い、添付の溶解液で溶解した後、注射器に移し、翼状針を取り付けます。
※必要に応じてタオルを準備します。
(手やひじをタオルにのせることで、注射しやすくなる場合もあります。)
通常、手の甲、またはひじの内側の血管に注射します。注射部位よりも10cmほど心臓寄りの部位に駆血帯を巻き付け、しめます。
血管が浮き出てくるので、注射部位の皮膚をアルコール綿で拭いて消毒します。
翼状針の針穴が上にくるようにして、翼のざらざらした面が外側にくるように持ち、針のキャップを外します。
血管の走っている向きに合わせ約20°の角度で針を刺します。
血管に入ったら、針を少し倒してさらに進めます。
血管に針が入っていれば、注射器のプランジャーロッドを少し引くと血液が逆流してきます。
逆流が確認できないとき
「こんなとき、
どうする!?」参照
駆血帯を外します。
注射器を持ち、ゆっくりと薬液を注入します。
投与速度は、医師と相談して決めた速度を守りましょう。
抵抗を感じたり、痛みや腫れがある場合「こんなとき、どうする!?」参照
薬液をすべて注入したら、注射器を台の上に置きます。
アルコール綿を針の上にのせ、針を抜きます。
完全に止血するまで(3〜5分)、アルコール綿で注射部位を押さえたままにします。
止血を確認し、絆創膏を貼ります。
投与日時、使用した薬剤のロット番号、投与量、注射部位等、必要事項を投与記録表に記録します。
針を刺しているのに、
血液の逆流が確認できない
薬液の注入に
抵抗を感じる
投与中に、注射部位が痛む、
または腫れてきた
①ただちに投与を中止し、針を抜きます。腫れてきた部位は内出血している可能性があるので、アルコール綿で押さえて止血します。
②完全に止血したのち、別の血管、あるいは止血した部位よりも心臓寄りの部位(●の部位)にもう一度針を刺します。
監修:東京医科大学 臨床検査医学分野 教授 天野景裕 先生