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ライフステージに応じた⾎友病のつきあい⽅かかりつけ医(ホームドクター)をつくろう

監修

名古屋大学医学部附属病院 輸血部 鈴木 伸明 先生

小児科の卒業や転居などで主治医が変わっても、安心して治療を続けられる体制を再構築していきます。

乳幼児期の血友病の専門医の多くは小児科ですし、近所のかかりつけ医も小児科であることがほとんどです。そのため、18歳ごろまで小児科を受診する患者さんが多いのですが、いずれは卒業することになります。また、進学や就職、転勤などで離れた土地に引っ越すこともあるでしょう。血液内科の専門医を紹介してもらったり、自分の生活圏で頼れる内科クリニックを見つける必要があります。安心して治療を続けるためには、子どもの頃からの医療情報の正確な伝達が大切ですから、必ず主治医と相談して最適な紹介先を一緒に考えていきましょう。

血友病診療ネットワーク

全国どこでも標準的な治療が受けられるように、各地域で診療体制の構築が進んでいます。まだまだ十分とはいえませんが、全国でこのような組織が広がっていくことが望まれています。

(例)東海地方(愛知、岐阜など)の血友病診療ネットワーク

東海地方(愛知、岐阜など)の血友病診療ネットワークのフローチャート

名古屋大学医学部附属病院 輸血部 鈴木 伸明 先生 提供