ハイゼントラとは

ハイゼントラは、「慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の運動機能低下の進行抑制(筋力低下の改善が認められた場合)」に用いられます。

静注用製剤では医療機関での投与が必要でしたが、皮下注用製剤では十分なトレーニングを受け、医師により自己注射が可能と判断された場合には、在宅で投与することができます。

週1回の皮下注射です

CIDP維持療法において、ハイゼントラは、週1回、1日または連続する2日に分けて皮下投与します。

ハイゼントラの1回あたりの投与量は、200~400mg(1~2mL)/kg体重で、必要に応じて増減することがあります。

ハイゼントラとは

安定したグロブリン値を維持することができます

安定したグロブリン値を維持することができます

ハイゼントラによる皮下注の免疫グロブリン維持療法では、投与されたグロブリンが皮下組織をとおして緩やかに吸収されるため、安定した血清免疫グロブリン(IgG)値を維持することができます。

在宅自己注射ができます

安定したグロブリン値を維持することができます 在宅自己注射ができます

皮下注用人免疫グロブリン製剤(ハイゼントラ)による治療では、主治医よりトレーニングを受ければ、在宅でハイゼントラを注射することができます。

ハイゼントラは20%の高濃度に濃縮された製剤であり、週1回、200~400mg(1~2mL)/kg体重を投与します。

1ヵ月あたりの投与回数は増えますが、投与1回あたりに必要な量、時間は少なくなり、かつ在宅で好きな時間に投与できるため、グロブリン投与のために会社や学校を休む回数が減り、生活の質が向上することが期待できます。

投与にはシリンジポンプが必要です

投与にはシリンジポンプが必要です

ハイゼントラの投与には、薬剤を一定速度で皮下に投与するためのシリンジポンプが必要です。また、投与に必要な注射器や針など、関連する医療器具が必要です。

在宅での治療を行う場合には、必要なシリンジポンプ、器具の選定について、各医療機関、主治医の指示に従うとともに、操作方法、廃棄法、トラブル時の対応など、一連の取り扱い法についてよく説明を受けるようにしてください。

なお、在宅でのハイゼントラの使用にあたっては、24時間対応の専用電話窓口(TEL:0120-663-440)にて質問を受けつけています。

投与の際、局所反応が起こることがあります

ハイゼントラを投与された多くの患者さんが、治療開始時に腫れ、紅斑、痛み、かゆみ、硬結、刺激感、温感などの局所反応を経験しています。

こうした局所反応を避けるためにも、推奨投与速度および注射手技を守り、投与ごとに注射部位を変えてください。

ただし、局所反応が数日続く場合や、ひどい場合は、主治医に連絡してください。

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