ストレスを感じすぎないように上手に感染予防をしましょう
PIDは免疫系がうまく機能しないため、免疫力が健常時よりも低下した状態です。そのため、せきや発熱など感染の徴候に気づいたら、すぐに医師に相談するようにしましょう。さらに、日ごろから感染症にかからないように心がけることがとても重要です。
たとえば、体内で抗体をつくれない抗体産生不全症では、気管支炎などが原因となり呼吸困難になる場合があるため、でかける際にはマスクをするなどの対策が重要となります。また喫煙している人がいるときは避けるなど、体外からの刺激を避ける行動を心かけましょう。
ほかにも規則正しい生活を送り、健康管理に努めることは免疫力を高めることにつながります。ただし、生活に制限をかけすぎると、逆にストレスになってしまうので、無理のない範囲で続けましょう。
感染予防のために心がけてほしいこと
衛生面
- 手洗い、うがい、歯磨きをきちんとしましょう
- 体(皮膚など)を清潔に保つようにしましょう
食べ物
- 生肉や生魚、生卵などの生もの、カビの生えた食品(チーズを含む)、消費期限切れのものは食べるのを控えましょう
- 煮沸した水や殺菌処理された水を飲むようにしましょう
生活
- 可能であれば人混みを避け、風邪や感染症にかかっている人と会う場合はマスクを着用しましょう
- カビとの接触は避けましょう(カーペット、枯れ葉、植物、庭仕事、木片を下に敷いてある遊び場、湿っぽい所など)
- ペットは極力飼わないようにしましょう
- 温泉や公共のプールなどはなるべく避けましょう
- 季節の変わり目など体調を崩しやすい時期は、特に体調管理を心がけましょう
- 家族の中に感染症にかかっている人がいる場合は、家族内での感染に注意しましょう
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