CIDPの早期診断・早期治療のために監修:埼玉医科大学総合医療センター脳神経内科 教授 海田 賢一 先生
- CIDPの症状は主に手足にあらわれますが、その出始め方や症状の強さには個人差があります。(≫症状は?)(≫CIDPの経過は?)
- CIDPと似た症状があらわれる別の病気も多く、その鑑別は脳神経内科の専門医が診ても難しい場合があります(≫もしかしたらCIDPかも…。どうやって診断するの?)
- 実際、CIDP患者さんが確定診断を受けるまで、45%以上の人が医療機関を3ヵ所以上受診していたこと、約半数の人が6ヵ月以上かかっていたことが報告されています(≫患者さん200人の実態)
- CIDPの場合、症状があるのに受診しないままでいたり、受診しても誤診されてしまうと、その間に病気が進行してしまう可能性があります。そのため、できるだけ早く診断を受けて、適切な治療を開始することが大切です。
すでに
治療を受けて
いる方は
治療を受けて
いる方は
『手や足に症状があって、
その治療を受けているけどよくならない』
そんな方はいませんか?
たとえば、、、
脳神経内科医からのアドバイス
手足に力が入らない、歩きにくい、しびれがあるといった症状を感じたCIDP患者さんは、最初に整形外科や一般内科を受診することが多いようです。
CIDPは神経の病気のため、脳神経内科などが専門で、
診断には脱髄の有無を調べる検査(手や足の末梢神経に
電気刺激を加えて伝導速度を測定する)が必要になりますので、
脳神経内科の医師に相談することをお勧めします。
CIDPの早期診断・早期治療のために、まずは気になる症状を
整理することから始めてみましょう。
CIDPと症状が似ている病気はたくさんあります。
鑑別診断のためには、まず、診察のときに
症状をできるだけ詳しく医師に伝えることが大切です。
医師は患者さんのこんな情報を求めている
CIDPは早期診断が大切。
チェックシートを使って、気になる症状を整理してみよう
受診までの
流れ
1
気になる症状を
チェック、入力
2
完成画面を印刷
3
印刷したシートを
受診時に持参
受診のときに役立つチェックシート
あてはまる症状がある方は、早めにかかりつけの医師や
脳神経内科の医師に相談してみてください。
このチェックシートは、医師に相談する際に、症状を的確に伝えるためのものであり、診断結果をあらわすものでは ありません。チェックの結果、問題や異常がなくても、不安や気になることがあれば必ず医療機関を受診してください。
監修:埼玉医科大学総合医療センター神経内科 教授 海田 賢一 先生