CIDPマイライフ

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監修 : 埼玉医科大学総合医療センター神経内科 教授 海田 賢一 先生

髄鞘の役割と脱髄

末梢神経は、脳と末梢の間で電気信号をやり取りする電線にたとえることができます。
髄鞘は、電線本体にあたる神経線維の周囲を取り囲むビニールコードのような構造体であり、神経線維を保護するだけでなく、電気信号をスキップさせて素早く伝達する跳躍伝導というしくみで情報伝達をスピードアップする役割を担っています。

したがって、炎症などによって髄鞘が脱落する(=脱髄)と、情報の伝達が遅れたり、伝達が途中で止まってしまいます。こうした伝達の障害が運動神経に起こると体が思うように動かなくなり、感覚神経に起こると感覚が鈍くなるのです。
また、神経疾患のなかには逆に伝達が過剰に促進される病気もあります。その場合は体が勝手に動いたり、知覚が過敏になったりします。

イラスト:跳躍伝導のしくみと脱髄 症状は?